トライズの初回カウンセリングを受けた後、受講を決め、無事入金してきました。
1年英語マスタープログラム「トライズ」
もう後には引けない(全額返金保証あるけれど笑)と感じているところで、早速Versantの試験を受けてくださいというメールが届きました。
全く馴染みがないテストでしたが、ある程度の下調べをして、実際に受験してみました。
■Versantとは
とにかく手軽に受けられるテスト!
Versantとは仕事で使える実践的な英語力を測るテストと謳われています。日本で英語のテストというとTOEICが有名ですが、スピーキングを含むTOEICSWと比べてみても、少し毛色が違ったテストのように思います。
以下がVersantの特徴です。
- パソコンやスマホでいつでも好きなときに受験ができる
- 20〜80点の間のスコアで、全て機械が採点する
- スピーキングテストは約17分と手軽
- 数分後には結果がわかる
- 個別受験も5400円で可能
- 試験中のメモは不可
まとめると、
手軽にすぐに、機械の判断で客観的な英語力を判別できるものという感じです。
忙しいビジネスマンが自分の能力を客観的に把握するために使うテストとしては好条件なものばかりです。
気になる問題形式は?
気になる問題形式ですが、TOEICSWと比べると結構違います。
問題は全部で63問。約17分間のテストですので、ポンポンと先に進んでいきます。
次のA〜Fの計6パートから構成されています。
A:音読 8問 SWより簡単!
SWの最初の問題も音読ですが、Versantは1行程度で済む短いものです。
事前に受験票に出題される文章が書いてあるので、予習ができます。
「発音」・「流暢さ」の2つが見られます。
B:復唱 16問 慣れていないと非常に難しい。。。
1行程度の文章が話された後、すぐにそれをリピートします。話す速度は速く、環境音も含まれているため非常に難易度が高い!
後半は文章が長くなるのでなおさら厳しいです。また、問題がいきなり始まるので第一問は特に注意。
普段シャドーイングなどをしてこなかった僕には、全然出来た気がしませんでしたが、伸びしろポイントであるなと感じました。
「発音」・「流暢さ」・「文書構文」の3つが見られます。
C:質問 24問 難しいけど受けていて楽しい!
Cはクイズのような形式の問題です。
例題はこのようになっています。
(問)
”Would you get water from a bottle or a newspaper?”
(答)
“A bottle” or “From a bottle”
直訳すれば、ボトルと新聞どちらから水を得ますか?なので正解はボトルとなります。
他にもバナナやりんごは野菜ですか?果物ですか?のようにA or B(or C)のどれが正しいかなどが出題されます。
ただ全てが2択なわけではありません。例えば、◯月の前の月は?など、自分から答えを導かなければならないものも含まれています。
難しいですが、非常に受けていて楽しい問題です。
「語彙」を見られます。
D:文の構築 10問 前半と後半のギャップがすごい。。。
単語や句が3つ順不同で流れてくるので、それを並び替えて適切な1文にする問題です。
(問)
Was reading / My mother /Her favorite magazine
(答)
My mother was reading her favorite magazine.
目で見るともちろん中学生レベルの並べ替え問題なのですが、音で聞き、瞬時に並び替えるというのは非常に難しかったです。
特に後半は一つ一つの語が長くなるので、それを覚えておき、適切に並び替えるのが非常に難しく感じられました。。。
「流暢さ」・「文章構文」が見られます。
E:話の要約 3問 こっからがスピーキングテストという感じ!
パートDまでは、ネイティヴレベルの発音で、言われたことが理解できるかに重きを置かれていたように思います。
しかし、ここからは、自分で話す内容を即時に考え実際に話すことが求められてきます。
話される内容はそれほど難しくありません。起承転結がわかりやすく、これより前のパートと比べると語彙もスピードも易しめに感じました。
しかし、準備時間がない中で30秒で要約するのは難しいものです。特に最後のオチの部分は記憶にも残っているので、絶対に話そうと思っていたのですが、言い切る前に終わってしまったことがありました。30秒の感覚を身体に染み込ませるのが大事です。
F:自由回答 2問 準備時間なし、問題は二度読まれる!
最後は質問に関して自分の意見を40秒でまとめる問題です。
Q. 住むとしたら、都市部と郊外部のどちらが良いか?
など意見が別れるような問題について、自分の意見と理由を述べていきます。
問題文が2回読まれるため、1度目で聞き取り、2度目が読まれている間に自分の意見を決めて文章を構築する必要があります。
もし、最初で聞き取れなくても2回目で聞き取れれば問題ないので焦らず対応しましょう。
僕も実際に受けたときは、2問目で1度で問題文の内容を把握できず焦りましたが、2回目でしっかり聞き取り、なんとか持ちこたえました。。。
売りの高速結果発表は事実!
最後の設問への回答を終えると、自分の回答が送信されます。その後わずか約一分で結果がわかりました。(すごい…!)

終了後およそ一分で結果が見れます
■気になる初回受験の結果は…?

初回受験の結果は42点でした。無料カウンセリングでは、大体30点前半の人が多いという話でした。試験後の手応えは皆無だったので、予想よりも点数が高く嬉しかったです。下から3番目の36〜46点の場合は以下のように英語力があるとされています。
基本的な情報(仕事や経歴、家族、余暇など)について述べることができる。
途中で途切れることや出だしの誤り、言い直しが多々あるが、非常に短い文章であれば自分の考えを述べることができる。発音は、外国語特有のなまりが目立つが、相手が無理なく理解できる程度には発音できる。単純な構造は正しく使えるものの、規則的に基本的な間違いをする。「and」、「but」、「because」のような簡単な接続詞を使って、単語グループをつなげることができる。
基準がわかりにくいですが、TOEIC換算だと633〜676点だそうです。僕自身の英語力は前回記事にも書いた通り、TOEICLRで835、S120、W150といった感じです。
換算式によると、S120=LR605〜670ということなので、TOEICスピーキングテストとVersantの得点はほぼ同じになっていますね。
一番高いのは「語彙」で51点、低いのは「流暢さ」38・「発音」35ですね。まぁこのあたりは仕方ないです。基本的にしどろもどろの部分が多いので。
これからあと12回(11回?)は受けていくことになるので、適宜報告をしたいと思います!一ヶ月後に点を落とさないか心配ではありますが。。。
VersantとTOEIC Speakingはどちらも対デバイス(PCやスマホ)の会話テストですが、発想は根本から違いますね。
TOEIC SWは人間が採点するので、喋った内容の妥当性や完成度なども採点されるのに対して、Versantは機械で発音や文法を確認しているだけなので、綺麗な発音で流暢に正しい文章を喋ることが出来れば点が取れます。
言い換えれば、前者は人間の採点なので手間と時間がかかり主観も入りますがいわゆる言語運用能力も一応測られるのに対し、後者は非常に手軽ですが測られるのは喋った内容の正確性(語彙選択発音文法イントネーションなど)だけで、何をどのように喋るべきかなど言語を駆使する能力は測れません。
ですので、versantはとにかく聞いたことを口にだすことに特化した学習法、例えば音声を聞いての短文復唱だとかそういう訓練をしていれば、英会話能力とは無関係に高い点数が取れます。
A〜Dなんて、それこそ必要なのは簡単な文法知識と発音と流暢さとリテンション(聞いたことを覚えておけるか)だけですし、Eですら要約せずとも聞いた内容を丸覚えして上から順に流暢に喋っていけば点数は出ますしね。
いいかどうかは別として、Versantはそういうテストです。
私も昨日初めて受けました。やはり発音は Non-native accent があるということで38点でした。
判定は音声認識で行われるということらしいが、年間200万円で貸出している Peppa の認識率を考えると、果たして Versant のシステムの信頼性があるかどうかも疑問ですね。