スポーツアナリティクス

KEIO SDM SportsX Leaders Program講座開始!

前回記事にも書いたように、慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科が主催するSportsX Leaders Programの講座がついに幕を開けました!初回から濃密な時間を過ごしたので、講座の様子をここで少し共有したいと思います。

■Day1のほとんどは自己紹介の時間!!

Day1はなんと全体の講義時間(10時〜18時)のうち4時間半各自の自己紹介に費やしました!これが非常に面白くて大白熱だったのは言うまでもありません。

(ちなみに各自A4一枚自己紹介シートを書いてくることがDay1までの事前課題でした。)

第一期の参加者は総勢20名。SDM研究科所属講師の方が3名という構成です。

色々なバックグラウンドを持っている方が多いのですが、ほぼほぼがスポーツに既に仕事として関わっている、または関わっていた方々でした。

また、一人の日本代表クラスの競技者を除き学生はいませんでした。このあたりはこの講座の目的に関係するところがあるので、後に説明します。

一番割合が多かったのは競技連盟や関連団体の方々、続いてスポーツ用品メーカー/小売業という感じです。それ以外は商社、コンサル、印刷、広告代理店、IT、フリーランスなどなど。

年齢層は30代がボリュームゾーン、性別は偏りが激しく、女性の参加者はわずか1名でした。

生い立ちや職歴、各々が抱える問題意識を各自10分の持ち時間で発表しました。個人的に印象に残ったものをピックアップします。

 

スポーツ産業の人材の価値とは、、、?

産業の中にいる人が、その産業の外に出たときに、その産業の価値がわかる、が自論。そう考えると、産業としてのスポーツの価値は低い。

 

個人的に一番ぐっと来たのがこの言葉でした。スポーツならば、産業の中心を担う選手が、セカンドキャリアに大きな悩みを抱えているのも否定できない事実

あれほどの能力を持ち合わせながら、現役を引退すると他の産業では全く活躍できなくなってしまっている、これは非常にもったいないことですね、、、

僕は大学院でスポーツマネジメントの専修に所属していたため、そこで様々なスポーツ関係者の方にお話を聞くことができました。その方々はほぼ例外なくファーストキャリアとしてスポーツ産業を選んでいませんでした。

多くはコンサル、銀行、商社などでビジネスに必要な経験を積み、スポーツ産業に転職をするといった方が多かったです。

今回の参加者の経歴を見ても、特に連盟や関連団体の人はこのようなキャリアパスを描いている方がやはり多いように見受けられました。

実際に自分の所属するメーカーでも、生え抜きではなく外から入ってくる方々の方が活躍しているように見えるなぁ、、、と思っていたところなので、この言葉はずっしり来ましたし、納得感もありました。

スポーツ業界に入りたい!という方も多いかもしれませんが、長い目でキャリアパスを考えてファーストキャリアを選ぶのも良いと思います。

 

■何故SDMがスポーツか?

Phase1はほぼ自己紹介だったわけですが、残りの時間はプログラムとシステムエンジニアリングについての概要の説明でした。ここで少しだけ紹介します。

SDM研究科はシステムエンジニアリングを専門にする研究科ですので、体育やスポーツとは一見関係が薄いような研究科です。そんな研究科が何故スポーツ分野での次世代型のリーダーを育成するプログラムを作ったのでしょうか?

SDM研究科設立の目的

SDM研究科のミッションは、これまでのやり方や一つの専門性では解決できないような複雑かつ大規模な課題をシステムとして捉え、その課題を解決できるような人材を育成すること、またその実践の場を提供することを掲げています。

その中で、スポーツは単なるエンターテイメントや健康増進だけでなく、多くの社会課題を解決する重要なプラットフォームになると考えられます。

しかしながら、現状のスポーツ産業は様々な構造的課題を抱えている関係でその価値をうまく生み出せていないのではないだろうか?この構造改革に一石を投じる必要があるのではないか?

そのような、モチベーションから本プログラムが誕生したとのことです。

そのため、今までのスポーツ系学部とは違った観点からスポーツを捉えることができるようになると思います。

スポーツの価値とは?

参加者の多くが自己紹介で、”スポーツの持つ価値とは何か”ということに触れていました。非常にきれいでポジティブなイメージを持っているスポーツですが、価値を言語化するのが非常に難しい印象を受けます。

またスポーツメーカーでデジタルサービスを開発しようとしている身から言えば、やはりスポーツサービスにお金を払おうとする人が少ないのではないかという問題意識があります。

体育や部活動が密接に関わり、基本的に無性に近い形でサービスを受けることが多いからかもしれません。

またスポーツでお金を稼ぐことを良しとしない風潮もあるように感じます。

本プログラムを通して、スポーツが持つ価値を構造的に把握し、価値を最大限に高めるにはどのようにすべきかを皆で考えていけたらと思っています!

 

第1回の講義後は皆で懇親会!自己紹介でも重々わかりましたが、皆さんキャラが濃く大盛況でした!

Phase1の講義は計3回。残り2回でシステムズエンジニアリングを学んでいく予定です。これからが非常に楽しみです!!

ABOUT ME
@hironowa_ru
修士まではスポーツバイオメカニクスを専攻。新卒で総合スポーツ用品メーカーに入社し、デジタル分野の新規事業開発に従事。現在は日本代表選手団に向けた映像分析サポートを行っており、大学院でコンピュータビジョンの観点からスポーツ映像解析の研究を行っている。
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