スポーツ用品業界

アシックスを退職した話 ~Part3 実際に働いてみて~

最後はアシックスで働いてみてどうだったか?ということについて書きます。スポーツメーカーを志望する方の参考に少しでもなれば幸いです。

※なるべくジェネラルな内容を書くように努めますが、所属部署によって大きく変わる点があることはご承知おきください。

あわせて読みたい
アシックスを退職した話 ~ Part1 なぜ入社したのか ~2018年10月末をもって、新卒で入社した株式会社アシックスを退職しました。備忘録として、どのような気持ちから入社を決め、また退職に至っ...
あわせて読みたい
アシックスを退職した話 ~Part2 なぜ退職を決めたか~Part1ではそもそもなぜアシックスに入りたかったかを書きましたが、Part2ではなぜ退職を決意したか、について書いていきます。 ...

 

会社単位で良かった点

  • フレキシブルな労働時間
  • 休暇の取得のしやすさ
  • 社員の人の良さ
  • スポーツに携わることができる

とにかく働きやすい!いわゆるホワイトな会社でした!笑

フレキシブルな労働時間

僕の所属する部署ではコアタイムなしのフルフレックス制度を導入しており、

月に7時間40分×営業日数分を働けば一定のルール下において自由に労働時間を配分できました。

また、標準労働時間を超えた場合は5分単位で残業扱いになります。しかも3分で繰り上がり。

コアタイムなしは海外とのやり取りが多い一部の部署に限られたり、運用方法は部署によって異なりますが、基本的にすべての部署でフレックスタイム制が導入され、働く時間を柔軟に選ぶことができます、

月中盤に7時間40分以上の残業をしている場合は、それを消化して丸々一日をオフにすることも出来ることも良かったです。

このおかげで、平日に大学院のゼミに行きながら働くことができました。

休暇の取得のしやすさ

有給休暇も非常に取りやすかったです。取りたいと思ったときに普通に取ることが出来ました。

 

アシックスでは基本的に休日出勤の振替休日や代休も取らないとアラートがどんどん飛んできて、とにかく取得を促されます。

 

このあたりの管理はとにかくうるさく言われていますし、上司の理解も大きく休日を取得できないということはありませんでした。

同じオフィスには男性で育休取得をしている方もいました。

 

アシックスはとにかく働き方改革を進めていて、良くも悪くも制度がたくさんあります。

フレックスタイム制度があるのに、定時を一時間早めるサマータイム制度があったり、月最後の金曜は15時で帰りましょう。ただ足りない2時間40分は他で補ってね!というプレミアムフライデー制度があったり、、、。

年に一度スポーツに関する休暇を取得できるスポーツ休暇制度があるのですが、これも普通に付与される有給休暇にプラスして一日もらえるわけではなく、通常の有給休暇が消費されるだけだったり笑

色々感じることも多いのですが、働き方改革に頑張って取り組んでいるのだなーというのは感じます。
(ただ前述のように事実上意味がない制度もあるので、〜制度、〜制度みたいなのがいっぱいあっても、それを見てホワイト!と思わないほうが良いですね笑)

社員の人の良さ

自身は新卒で入社したので、比較対象がないのですが、中途で入ってくる人の多くが社員の人柄が良いといっていました。

他の企業だと未だに人前で部下を怒鳴りつけたり、キレながら仕事をしている人も多いのだとか。確かにこれまでそういう人を見たことがありません。

最近体罰などの不祥事の多いスポーツ界のように”体育会系”の人が多い印象を持つかもしれませんが、実態はそんなこともありません

特に僕の勤務していたオフィスのフロアは半分以上が外国人という環境だったので、非常にグローバルな環境。

堅苦しい日系企業のイメージとは真逆で、若くてものびのびと働くことができました。

スポーツ界に携わることができる仕事である

最後に当たり前なんですが一番大きいのがこれ。

 

スポーツ界に携わることができる仕事である

 

スポーツ業界で働きたい!と思っても、新卒でスポーツ業界で働ける会社はまだまだ多くないでしょう。ただアシックスではそれが可能です。(当たり前だけど笑)

僕自身は有名アスリートと直接仕事をする機会はありませんでしたが、僕より2年早く入社した大学時代の同じ研究室の同期は、野球の大谷選手のシューズの開発を担当し、Numberで開発秘話の取材を受けていたりもしました

また、アスリートが会社を訪問する機会も結構あります。

このようなことを仕事にしたいと考える人にとってはまさに夢のような場所で仕事が出来るかもしれません。

 

もちろん、すべてが華々しいわけではなく理想と現実のギャップに悩まされることもあるかと思いますが、それでも非常に貴重な機会に遭遇できることは否定できないでしょう。

 

せっかくメーカーにいたのだから、一回はトップアスリートが使う用品の開発を担当する仕事をしてみたかったなー、という若干の後悔はあります笑

英語ってどのくらい使うの?求められるの?

おまけ程度に、先日こんな記事を見つけました。

スポーツメーカーの採用のイマ!憧れの職種に就くには?

 

グローバルに活躍ができる前提には、英語やスペイン語、フランス語といった第二言語が話せることは最低条件といえるだろう。

<中略>

また、今年アシックスで本社採用になった新卒は開発を除き、ほとんどが外国籍の人材であったという。

 

アシックスは海外売上比率が8割程度まで上がっていて、英語を使う機会は多いかもしれません。しかし、これは部署によるの一言に付きます。

開発やバックオフィス系はそれほど求められていない印象で、マーケ、品質管理、生産管理などは新卒でも留学経験者が多く配属される印象です。

特にグローバルマーケは仕事で英語が使えるレベルじゃないと厳しそう。(希望する人は多いけど、そもそも新卒ではほぼ配属されないんですけどね、、、)

 

僕の同期を見ても全体的に海外留学経験者が多いという印象を受けました。しかし、一方で留学経験もなく、TOEICは受けたことがないまま入社した人が一定数いるのも事実です。


新卒入社段階で第二言語が話せることは必須ではありませんし、僕の知る限り新卒採用者のほとんどが外国籍の人材なんて聞いたこともありません笑
(一体どこから出た情報だ)

 

結論は、英語には触れたくもない!という人以外は大丈夫!入社してから勉強しても間に合います。

 

ただ、総合職では社長に面接で、キミ、英語大丈夫?といわれた人も多いようです。また、人事から文系だったら英語くらいはできないとねーという話を聞いたので、見られていることは間違いないです。

 

流暢に話せるレベルとなると辛いし、英語で面接が行われるわけでは無いと思うので、学生のうちにTOEICくらいはサクッとスコアを取っておきましょう!

新卒で800あれば平均より上のレベルだと思います。(年々上がっているかもしれませんが)

またこのスコア以下でも継続して学習できることさえアピールしておけば問題ないと思うので、焦ることはないと思います。

 

退職ブログを書いてて少し懐かしくなりました笑。アシックスOBとしてこれからもスポーツ界を牽引できる存在になるべく精進していきます!

ABOUT ME
@hironowa_ru
修士まではスポーツバイオメカニクスを専攻。新卒で総合スポーツ用品メーカーに入社し、デジタル分野の新規事業開発に従事。現在は日本代表選手団に向けた映像分析サポートを行っており、大学院でコンピュータビジョンの観点からスポーツ映像解析の研究を行っている。

POSTED COMMENT

  1. 福岡正信 より:

    アシックスの定年退職者ですが、履歴は生産部門、研究部門、本社管理本部情報システム部、再雇用で品質管理)です。
     英語の件ですが、アシックスの経理や総務、法務部、CSRなどは海外子会社の支援をしてますので,本社で海外販社の各担当者と会議するので英語は必須ですし、過去には交代で一定期間海外勤務を経験させてきたので、彼らが通訳を務める場合もありますが、結局、自力で話せるよう頑張らざるを得ない雰囲気でした。
     開発部門の多くも一定期間海外支社勤務経験者が多く、海外商品開発などは英語での開発会議やテレビ会議が普通に行われますので英語は必須です。
     生産や品質管理関連も商品の仕様書自身が英語で書かれてますので、英語できないと苦労します。
     ただしアシックスジャパンは国内販売会社なので英語は不要ですが、移動もありますので英語できたほうが可能性は高まりますね。

    • Seijihirosawa より:

      貴重なコメントありがとうございます。おっしゃる通り、業務を進める上、また年次や立場があがればあがるほど英語の必要さは身をもって体感することと思います。
      あくまでも”新卒で入る段階で即ビジネスレベルで使える英語を求められているか?”というとそうではないというのが自身の考えであり、明示しておきたかった部分でした。

福岡正信 にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です