アシックスを退職した話 ~ Part1 なぜアシックスに入社したのか ~

2018年10月末をもって、新卒で入社した株式会社アシックスを退職しました。備忘録として、どのような気持ちから入社を決め、また退職に至ったのかをここに記していこうと思います。

まずはそもそもなぜアシックスに入社したかったのか

そしてなぜ退職という決断に至ったのか

最後に実際に働いてみてどうだったのかの3パートに分けて書いていきます。

■なぜアシックスに入社したかったのか?

全く研究成果が出せなかった学生時代

僕は分野横断型の学際的な大学の学部でスポーツバイオメカニクスを専攻していました。当初から研究で食べて行けたらなーと漠然と考えていました。

この分野を選んだのは、

スポーツの指導や競技の場に客観的な視座・科学的な知見を提供することで、選手の競技力向上に寄与していきたい

と思ったためです。このビジョンは今でも変わっていません。

ただ、実態はほぼ部活(フィギュアスケート)三昧の日々。キャンパスも遠く、学部生がほとんどで院生も少ない研究室だったので、研究というのがどういうものかよくわからないまま日々が過ぎていきました。。。

まぁ、大学院にいくつもりだし、学部生のうちは部活をしっかりやって、院に入ってから研究を頑張ればいいかな!という感じで割り切っていました。

練習を続けている中で、様々な問題意識が浮かび、それを明らかにしたいと卒論ではフィギュアスケートの動作解析にチャレンジしました。ただ、指導教授とのトラブルもあり、結局うまくいきませんでした。。。

大学院は紆余曲折を経て同じ大学の別の研究科に進学。学部のついていない独立大学院であり、バイオメカニクスを専門にする先生がいたのですが、周りにバイメカ的な研究をやっている学生はおらず、専門的なノウハウを享受するのは難しい環境でした。

・・・振り返ると、大学院選びが一番の後悔ポイントになるのですが、とにかく色々な大学の教授に”君のやりたいことはうちでは出来ない”(もうこの言葉は言われ慣れた笑)と言われていました。首都圏だけじゃなくて、もっと広く探せば良かった、、、なんて今いっても仕方がないけどね!・・・

このまま博士課程に進学しても先が真っ暗なのは目に見えていたので、卒業後は一度企業に就職する!と心に決め、就職活動に没頭。

就活力を上げるため(?)夏休みはほぼベンチャー企業のインターンに行っていました。(アシックスの総合職向けサマーインターンは蹴るほどこのときは外を見ていました。)

それでももちろん志望業界はスポーツ業界、遠く離れた次点でIT、ベンチャーを見ていました。

スポーツ用品メーカーの研究職で研究のイロハを会得し、ある程度研究成果を出せたら大学院に戻って自分のやりたいことをやろう。

正直なところはこのような魂胆で、スポーツメーカーを志望していました。

ただ、もちろんこの理由だけではなくて、大学での研究活動を通じての純粋な問題意識もありました。

研究と現場の乖離がでかすぎると感じたこと。

大して研究もしていないので言うのは憚られるのですが、

研究で出た知見って現場にちゃんと還元されてるのかな?これ研究者のための研究になってないかな?と。

選手やコーチに研究結果をそのまま理解しろというのも酷なので、この学術的な知見をモノやサービスのように現場が使える形にする必要があるのではないか?というように感じていたのです。

総合職で内定を勝ち取る!

スポーツメーカーといっても募集枠は少なく、新卒を募集していて、研究に携われる大手企業は、自前の研究所を持つ国内最大手のアシックス(研究職)と、二番手のミズノ(研究開発職)くらいでした。

東京2020オリパラの招致が決まり、アシックスがゴールドスポンサーになったので、アシックスに行けたらないいなーと考えていました。

結果としてアシックスから内定をもらうことができました!これは非常に嬉しかったです!!!

ただし、僕は研究職ルートで選考を進んでいましたが、最終面接終了後に、人事から「経営企画室ウェアラブルディバイス事業推進チーム<当時>」で採用したいという打診がありました。

(僕は修士時代にウェアラブルセンサーを用いての動作解析をやっていました。)

僕は研究職を落ちて総合職になったと思っているのですが(入社してからそうではないと言われ続けていますが)、

悔しいを通り越して、まぁしょうがないかなーという感じでした。というのも、最終面接(プレゼン)時点で一緒にいたグループの人はほぼ旧帝理工系院生ばかりだったのです。

・・・あとからわかるのですが、研究職の同期は、東大博士、京大修士、京大修士、阪大修士の4人です。就活に関して学歴は〜との意見もありますが、総合職ではなくアカデミックが主戦場の研究職ですからね。。。まぁ総合職で拾ってくれて良かったなという感じでした笑・・・

それでも、勤務地は神戸本社で研究所と近くやり取りも多い。何より直属の上司が研究所出身の方で、業務上論文執筆のチャンスもあるとのことだったので、そう悪い話ではありませんでした。

また、所属部署は入社後新入社員研修が終わる5月まで知らされない中で、自分だけが内定の段階で決まっているという微妙な優越感(笑)もあり、この話を受けることにしました。

ちなみにミズノの方は、この段階でES合格という時間軸だったので、その時点でお断りしました。

僕は16卒なのですが、この年は就活採用時期が大きく後ろ倒しになったときなのです。

経団連の基準のグレーゾーンを行きながら早くから採用活動に踏み切っていることに対して、アシックスは時代の流れを汲み、スピーディーに意思決定をしているのではないか?と、好印象に捉えたためです。

こうして僕は晴れて第一志望であったアシックスに入社することができたのでした!

Part2ではそんなアシックスをなぜ2年半という期間でやめることにしたのかについて書いていきます。

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